「手仕舞い」機能は極力使わない

今回はサイトコントローラーの実践的な販売調整の方法を紹介してみます。

 

レベニュー・マネジメント(RM)のセオリーでは「販売停止」は失敗と考えます。
販売停止を避けるには、前もって販売調整を強めてブッキングペース(予約の伸び)を落とす必要があります。
宿泊日の1週間前など早い時期に満室状態になり販売停止するということは、本来そのホテルが獲得するべきお客様を断ってしまう状態だと考えられるからです。

販売調整を強める方法としては、販売価格を上げる方法が最もよく取られていますが、それ以外にも(リピーターなど)特定のお客様のみ予約受注したり、販売経路を制限したりする方法が挙げられます。

 

さて、そうは言っても販売できる部屋がなく販売停止せざるをえない状況になることがあるでしょう。今回はその場合にサイトコントローラーをどのように設定するべきかを考えて見たいと思います。

サイトコントローラーを使用してWEB上の販売を停止させるには大きく2つの方法があります。

  1. 在庫を「0」に調整する
  2. 「手仕舞い」状態にする

a.b.の違いは「再販停止」になるかどうかです。
再販停止とは、キャンセルが起きたとしてもそのキャンセル分を再度販売しない状態です。

満室状態になって販売を停止したとしても、キャンセルが出たものを放置していては最終的に満室になりませんので、本来は「在庫0」に設定し、キャンセル分を追加販売するべきです。
再販停止にするのは「オーバーブック」している時で、客室が不足しているからキャンセルされたお部屋が戻ってきた方が良い状態の時です。

一方で、サイトコントローラーで販売停止状態にしようとすると「手仕舞い」機能を使った方が簡単なことが多く、細かな使い分けを気にしていないホテルの方も多いようです。そのような場合、キャンセルされた分の再販が行われず、結果として満室に至りにくくなってしまうのです。

ぜひ一度、現場運用をご確認ください。
満室になりそうな日に満室になかなかできないのは、こう言った運用上の問題があるのかもしれません。

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